4. 人との出会いを大切に
筆者は、英語学習において最も重要なことの1つは、人との出会いを大切にすることだと考えます。ここでは、筆者が英語学習のプロセスを通して出会った人たちから、どのように英語学習を続けてきたかをご紹介します。
13歳の中等教育で初めて英語を学習してから、早15年以上が経ちます。その中で、「英語」を通して私が知り合った人たちに私は良い意味で感化・影響され、更なる英語力の向上へと学習を続けてきました。
そもそも私に英語学習のきっかけを与えてくれたのは、中学校の頃の英語教師である斉藤先生でした。斉藤先生は、生徒との会話に重点を置き、教室に入るなり開口一番 "Hello, my name is Mr. Saito! Nice to meet you!" と言って授業を毎回始めたのを今でも覚えています。授業では、月に一度は必ず歌を歌ったり、ALT講師を招いたり、とてもにぎやかな授業でした。この時期に「英語」を使い、歌を歌う、また人とコミュニケーションし意思疎通を図ることの楽しさを覚えました。また、英語学習とは異なるのですが、人生で悩んでいた時期があり、先生に相談したところ、村上春樹著の「ノルウェーの森」を、20歳になったら読むことを勧められました。
いつも生徒の学習意欲を掻き立てた高校の英語教師、佐藤先生。英語教育に大変熱心な方で、初めてのTOEICで900点近く取ってしまうほど、素晴らしい英語力の持ち主。授業は会話重視で、彼女の授業が大好きでした。この頃にスピーチコンテストにも参加させていただくとともに、友人と英検2級を受け、合格しました。佐藤先生のおかげで、英語を学習する楽しみが、更に増しました。
大学の恩師である成毛先生の英語の授業では、Leonard Buscagliaのスピーチを題材を使い授業が行われ、人に勇気を与えることの大切さを実感しました。成毛先生から英検準1級の受験を勧められ、1度目には撃沈。しかし、次回は必ず合格するとの思いから、カナダ・バンクーバに1ヶ月ほど夏季短期留学し、語学力向上、無事準1級に合格しました。留学先では、現地で英語を学習する素晴らしい友人達と出会いました。英語を学びたいという目的を共有する人たちがこれほどいること、また彼らと一緒に学習できるということに新しい発見と喜びを感じました。
20歳になったときにノルウェーの森を読み、感動しました。なぜ斉藤先生が「20歳になったら」と言っていたのかが分かった気がしました。ノルウェーの森や村上春樹著の他の本の英語版を読み漁りました。
大学の英会話講師と知り合いになり、彼女が本国へ帰るときにThe Alchemistという本をプレゼントされました。哲学的な本でしたが、人生において重要なことが非常に簡潔にまとめられている本で、私はその本をとても気に入りました。これも、私が「英語」に興味を持ち続けたからこそあった出来事でした。
卒業後に勤務した会社では、所属部署の上司に自分の英語力が評価され、大型海外案件のプロジェクトのソフトウェア翻訳の作業を任せていただきました。そこでは好きな英語を使用し、人に貢献できることにやりがいを強く感じました。会社勤務する傍ら、教会で行われている無料英会話にも参加し始め、良き友人たちと出会いました。
このように、英語学習を通して、英語が無ければ出会わなかったであろうたくさんの人たちと 出会い、感化され、英語の学習を続けてきました。そういう意味では、私は英語学習においてとても「人」に恵まれていたと思います。中には、英語教師の教え方が悪くて英語が嫌いになった、日本で育ってきたんだからどうせ英語なんて出来なくてもいい、そういう思いをされている方もたくさんいらっしゃることでしょう。確かに、周りの環境を変えることは難しく、時に不可能な場合が多いです。しかしそれは悲しいことです。なぜなら、自分の力では変えられない外的要因に対して不平を言っても、何も生まれないからです。だったら、その環境で自分が何を出来るかを考え、主体的に行動していけばいい。そうして前向きに英語学習を続けていけば、英語をツールとして話す友人も数多く出来ていることでしょう。
自信を持って言えるのは、英語学習は確実に貴方の可能性を広げます。あとは、自分がどこに目標を置いて、どう動いていくか。試験勉強もいいですが、そればかりしていると疲れてしまいますね。昔、私が就活のためTOEICを受験するんだというと、私の英国人の友人が "Life is not a test, just show them you can do it!" と言ってくれました。まさに目が開かされた思いがしました。本当にその通りで、資格は自分の実力を証明する一つの手段ですが、結局本当に大事なのは資格ではなく、実践する力なんですね。
英語をツールとして、自分の人生の選択肢を広げ、人との出会いを大切にし、前向きに英語学習に励む方たちが増えることを願って止みません。
13歳の中等教育で初めて英語を学習してから、早15年以上が経ちます。その中で、「英語」を通して私が知り合った人たちに私は良い意味で感化・影響され、更なる英語力の向上へと学習を続けてきました。
そもそも私に英語学習のきっかけを与えてくれたのは、中学校の頃の英語教師である斉藤先生でした。斉藤先生は、生徒との会話に重点を置き、教室に入るなり開口一番 "Hello, my name is Mr. Saito! Nice to meet you!" と言って授業を毎回始めたのを今でも覚えています。授業では、月に一度は必ず歌を歌ったり、ALT講師を招いたり、とてもにぎやかな授業でした。この時期に「英語」を使い、歌を歌う、また人とコミュニケーションし意思疎通を図ることの楽しさを覚えました。また、英語学習とは異なるのですが、人生で悩んでいた時期があり、先生に相談したところ、村上春樹著の「ノルウェーの森」を、20歳になったら読むことを勧められました。
いつも生徒の学習意欲を掻き立てた高校の英語教師、佐藤先生。英語教育に大変熱心な方で、初めてのTOEICで900点近く取ってしまうほど、素晴らしい英語力の持ち主。授業は会話重視で、彼女の授業が大好きでした。この頃にスピーチコンテストにも参加させていただくとともに、友人と英検2級を受け、合格しました。佐藤先生のおかげで、英語を学習する楽しみが、更に増しました。
大学の恩師である成毛先生の英語の授業では、Leonard Buscagliaのスピーチを題材を使い授業が行われ、人に勇気を与えることの大切さを実感しました。成毛先生から英検準1級の受験を勧められ、1度目には撃沈。しかし、次回は必ず合格するとの思いから、カナダ・バンクーバに1ヶ月ほど夏季短期留学し、語学力向上、無事準1級に合格しました。留学先では、現地で英語を学習する素晴らしい友人達と出会いました。英語を学びたいという目的を共有する人たちがこれほどいること、また彼らと一緒に学習できるということに新しい発見と喜びを感じました。
20歳になったときにノルウェーの森を読み、感動しました。なぜ斉藤先生が「20歳になったら」と言っていたのかが分かった気がしました。ノルウェーの森や村上春樹著の他の本の英語版を読み漁りました。
大学の英会話講師と知り合いになり、彼女が本国へ帰るときにThe Alchemistという本をプレゼントされました。哲学的な本でしたが、人生において重要なことが非常に簡潔にまとめられている本で、私はその本をとても気に入りました。これも、私が「英語」に興味を持ち続けたからこそあった出来事でした。
卒業後に勤務した会社では、所属部署の上司に自分の英語力が評価され、大型海外案件のプロジェクトのソフトウェア翻訳の作業を任せていただきました。そこでは好きな英語を使用し、人に貢献できることにやりがいを強く感じました。会社勤務する傍ら、教会で行われている無料英会話にも参加し始め、良き友人たちと出会いました。
このように、英語学習を通して、英語が無ければ出会わなかったであろうたくさんの人たちと 出会い、感化され、英語の学習を続けてきました。そういう意味では、私は英語学習においてとても「人」に恵まれていたと思います。中には、英語教師の教え方が悪くて英語が嫌いになった、日本で育ってきたんだからどうせ英語なんて出来なくてもいい、そういう思いをされている方もたくさんいらっしゃることでしょう。確かに、周りの環境を変えることは難しく、時に不可能な場合が多いです。しかしそれは悲しいことです。なぜなら、自分の力では変えられない外的要因に対して不平を言っても、何も生まれないからです。だったら、その環境で自分が何を出来るかを考え、主体的に行動していけばいい。そうして前向きに英語学習を続けていけば、英語をツールとして話す友人も数多く出来ていることでしょう。
自信を持って言えるのは、英語学習は確実に貴方の可能性を広げます。あとは、自分がどこに目標を置いて、どう動いていくか。試験勉強もいいですが、そればかりしていると疲れてしまいますね。昔、私が就活のためTOEICを受験するんだというと、私の英国人の友人が "Life is not a test, just show them you can do it!" と言ってくれました。まさに目が開かされた思いがしました。本当にその通りで、資格は自分の実力を証明する一つの手段ですが、結局本当に大事なのは資格ではなく、実践する力なんですね。
英語をツールとして、自分の人生の選択肢を広げ、人との出会いを大切にし、前向きに英語学習に励む方たちが増えることを願って止みません。