2. 英語学習のプロセス
1. 目的を持つ
英語学習における目的は、何でもいいんです。「英会話が出来るようになりたい」「語彙力を増やしたい」「語学試験に受かりたい」など。ただ、最重要なのは自分が何を目的に英語学習をしているか、を認識していること。これができていない人が非常に多いことは、正直悲しいことです。目標が無いと、ただ闇雲に学習を続けてしまい、やりがいが感じられず、途中で諦めてしまう。あるいはレベルが伸び悩んでしまう。そういう意味では、英語学習はスポーツに似ています。
目的を決めたら、一息おいて、そもそもなぜ自分は「英会話が出来るようになりたい」のか、自問自答してみる。自分が英語を学習したい根拠はそもそも何なのか。例えば昇進のため、外国人と話したときの自分の理解度を上げるため、英語で自分の考えを少しでも効率的に伝えるため、など。こうして、自分が英語学習する動機をしっかり認識する。
英語学習における目的は、何でもいいんです。「英会話が出来るようになりたい」「語彙力を増やしたい」「語学試験に受かりたい」など。ただ、最重要なのは自分が何を目的に英語学習をしているか、を認識していること。これができていない人が非常に多いことは、正直悲しいことです。目標が無いと、ただ闇雲に学習を続けてしまい、やりがいが感じられず、途中で諦めてしまう。あるいはレベルが伸び悩んでしまう。そういう意味では、英語学習はスポーツに似ています。
目的を決めたら、一息おいて、そもそもなぜ自分は「英会話が出来るようになりたい」のか、自問自答してみる。自分が英語を学習したい根拠はそもそも何なのか。例えば昇進のため、外国人と話したときの自分の理解度を上げるため、英語で自分の考えを少しでも効率的に伝えるため、など。こうして、自分が英語学習する動機をしっかり認識する。
2. 目的を具体化する
一旦英語学習の目標が決まったら、次に重要なのは、より具体的な目標にすること。なぜこれが大事かと言うと、目標が詳細であればあるほど、それに対して何をすればよいかが明確になるから。 野球のメジャーリーガーのイチローも目標を具体化することの重要さを認識した1人ですね。彼も、ただ「野球が上手くなりたい」のではなく、「プロ野球で打撃選手になる」との具体的な目標を、小学生の頃に作文で記しています。英語学習に置き換えれば、単に「英会話が出来る」だけでなく、「流暢さを上げる」「レスポンスを早くする」「発音をきれいにする」など、より具体的に。資格試験を受けるのであれば、ただ「資格に受かりたい」のではなく、何の試験に受かりたいのか。「英検準1級に受かる」「TOEIC750点を取る」など、明確に。社会人であれば、「キャリア構築のステップとして海外大学院に入学するため、要件のTOEFL100点を取得する」でも良いですね。あるいは、「TOEIC満点を取る」でも良いでしょう。要は、具体的な目標を立てることです。
一旦英語学習の目標が決まったら、次に重要なのは、より具体的な目標にすること。なぜこれが大事かと言うと、目標が詳細であればあるほど、それに対して何をすればよいかが明確になるから。 野球のメジャーリーガーのイチローも目標を具体化することの重要さを認識した1人ですね。彼も、ただ「野球が上手くなりたい」のではなく、「プロ野球で打撃選手になる」との具体的な目標を、小学生の頃に作文で記しています。英語学習に置き換えれば、単に「英会話が出来る」だけでなく、「流暢さを上げる」「レスポンスを早くする」「発音をきれいにする」など、より具体的に。資格試験を受けるのであれば、ただ「資格に受かりたい」のではなく、何の試験に受かりたいのか。「英検準1級に受かる」「TOEIC750点を取る」など、明確に。社会人であれば、「キャリア構築のステップとして海外大学院に入学するため、要件のTOEFL100点を取得する」でも良いですね。あるいは、「TOEIC満点を取る」でも良いでしょう。要は、具体的な目標を立てることです。
3. 自分の実力を認識する
具体的な目標設定が決まったら、 まず自分の実力を測ってみる。そのために、模擬問題読解は欠かせません。一度問題を解いてみて、自分の力がどれほどのものか試してみる。より正確には、今の自分の実力と、合格する(目標点数を取る)までの実力に、どれだけの差があるかを認識する。
具体的な目標設定が決まったら、 まず自分の実力を測ってみる。そのために、模擬問題読解は欠かせません。一度問題を解いてみて、自分の力がどれほどのものか試してみる。より正確には、今の自分の実力と、合格する(目標点数を取る)までの実力に、どれだけの差があるかを認識する。
4. 分析と対策
模擬の後は、結果の分析と対策です。例えば、点数が目標点に達していないのであれば、「なぜ」達していないのかを自問自答してみる。そして、どうすれば自分の今の実力を合格できる実力までに持っていくかを考える。自分はどのセクションが強く、また弱いのか、分析する。他のセクションと比較してボキャブラリがどうしても弱いのであれば、それに対応したボキャブラリ対策をする、など戦略を練る。
模擬の後は、結果の分析と対策です。例えば、点数が目標点に達していないのであれば、「なぜ」達していないのかを自問自答してみる。そして、どうすれば自分の今の実力を合格できる実力までに持っていくかを考える。自分はどのセクションが強く、また弱いのか、分析する。他のセクションと比較してボキャブラリがどうしても弱いのであれば、それに対応したボキャブラリ対策をする、など戦略を練る。
5. 期限を与える
自分の実力と合格する実力の差を認識し、緻密な分析と対策をした後は、自分に期限を与えること。なぜこれが重要か、おわかりですね。人間は惰性の動物なので、期限が与えられないと一向に上達しません。なので、例えば「英検準1級を」「3ヶ月の学習期間で」取得する、などとする。これで、自発的に自分に明確な目標、期限を与えるのです。これで、どうすれば英検準1級を3ヶ月の学習期間で合格するまで持っていくか戦略を考えます。
自分の実力と合格する実力の差を認識し、緻密な分析と対策をした後は、自分に期限を与えること。なぜこれが重要か、おわかりですね。人間は惰性の動物なので、期限が与えられないと一向に上達しません。なので、例えば「英検準1級を」「3ヶ月の学習期間で」取得する、などとする。これで、自発的に自分に明確な目標、期限を与えるのです。これで、どうすれば英検準1級を3ヶ月の学習期間で合格するまで持っていくか戦略を考えます。
6. 試験内容の把握
また、同様にしっかり忘れてはいけないのが、試験内容の把握ですね。英検で言えば、ボキャブラリの配点は1点のところ、長文読解1問は2点配点だから、自分の弱点のボキャブラリ克服に時間を割くより、強みである長文読解対策に時間を投じる、という戦略でも十分良いですね。また、同じ「英語の能力を測る」試験でも、種類が違えば対策方法は違ってきます。例えば、同じ空手でも、極真や剛柔流など流派が違えばルールも違い、それに併せたトレーニングと対策が必要になるように、英検には英検用の、TOEICにはTOEIC用のトレーニング・教材を使用していくことが肝要です。
また、同様にしっかり忘れてはいけないのが、試験内容の把握ですね。英検で言えば、ボキャブラリの配点は1点のところ、長文読解1問は2点配点だから、自分の弱点のボキャブラリ克服に時間を割くより、強みである長文読解対策に時間を投じる、という戦略でも十分良いですね。また、同じ「英語の能力を測る」試験でも、種類が違えば対策方法は違ってきます。例えば、同じ空手でも、極真や剛柔流など流派が違えばルールも違い、それに併せたトレーニングと対策が必要になるように、英検には英検用の、TOEICにはTOEIC用のトレーニング・教材を使用していくことが肝要です。
7. スケジュールを立てる
これができたら、時間設定です。対策事項(すべき事柄)をリスト化し、一日何時間自分がそれに割けるのか、を決める。どんなに仕事が忙しい人でも、出来る限り毎日勉強する環境を自分で創り出していく。短期(3ヶ月以内)で合格やスコアアップを目指す人は、理想は一日2~3時間以上。学生は、 社会人よりもこの環境を創るのが容易です。そのため、社会人の方はいかに自分で時間を捻出していくかが重要になってきます。以上全て決定後、スケジュール表を作るのを忘れずに。人は視覚的かつ物忘れしやすい動物なので、一度紙に書いて目に留めておくと、実際に行動に移そうという意識を潜在的に高める効果があります。
これができたら、時間設定です。対策事項(すべき事柄)をリスト化し、一日何時間自分がそれに割けるのか、を決める。どんなに仕事が忙しい人でも、出来る限り毎日勉強する環境を自分で創り出していく。短期(3ヶ月以内)で合格やスコアアップを目指す人は、理想は一日2~3時間以上。学生は、 社会人よりもこの環境を創るのが容易です。そのため、社会人の方はいかに自分で時間を捻出していくかが重要になってきます。以上全て決定後、スケジュール表を作るのを忘れずに。人は視覚的かつ物忘れしやすい動物なので、一度紙に書いて目に留めておくと、実際に行動に移そうという意識を潜在的に高める効果があります。
8. 試験対策をする
あとは、実際に試験対策です。スケジュールにあるリストをトレーニング項目として捉え、実行する。メンタル的な面で言えば、英語学習を勉強と思わずにスポーツのトレーニングとして実行する。やればやっただけ実力が上がるし、全ては己のため。こう思えば、英語学習も勉強と思わず、続けていけますね。プロ意識を持ちましょう。
あとは、実際に試験対策です。スケジュールにあるリストをトレーニング項目として捉え、実行する。メンタル的な面で言えば、英語学習を勉強と思わずにスポーツのトレーニングとして実行する。やればやっただけ実力が上がるし、全ては己のため。こう思えば、英語学習も勉強と思わず、続けていけますね。プロ意識を持ちましょう。
9. 微調整をする
試験直前では微調整が必要になってきますので、必要に応じて模擬問題を解いて、自分の実力と合格に必要な実力の差がどれほど縮まっているかを確認し、必要な対策をして下さい。例えば、試験3日前にボキャブラリは取れているが長文読解が点が低い場合は、長文問題を集中的にやる。各試験対策については、色々なサイトで詳細に述べられていますので、本サイトでは割愛します。
試験直前では微調整が必要になってきますので、必要に応じて模擬問題を解いて、自分の実力と合格に必要な実力の差がどれほど縮まっているかを確認し、必要な対策をして下さい。例えば、試験3日前にボキャブラリは取れているが長文読解が点が低い場合は、長文問題を集中的にやる。各試験対策については、色々なサイトで詳細に述べられていますので、本サイトでは割愛します。
ポイントの整理
①いかに正確に自分の弱点、強みを認識し、それに対し何をしなければいけないかが分かっているか、
②いかに詳細に、 自分がすべきことを時間単位にスケジュールに落とし込んでいけるか 、そして
③いかにプロ意識を持って、スケジュールを実行していけるか
試験は、合格するまで自分のレベルを上げない限り絶対に受からない試験、言い換えればそこまで自分のレベルを上げれば合格できる試験ということを忘れず、英語学習に励んでいただければと思います。
①いかに正確に自分の弱点、強みを認識し、それに対し何をしなければいけないかが分かっているか、
②いかに詳細に、 自分がすべきことを時間単位にスケジュールに落とし込んでいけるか 、そして
③いかにプロ意識を持って、スケジュールを実行していけるか
試験は、合格するまで自分のレベルを上げない限り絶対に受からない試験、言い換えればそこまで自分のレベルを上げれば合格できる試験ということを忘れず、英語学習に励んでいただければと思います。
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ここで、そもそも自分になぜこの目標を設定したか、自問自答してみることも大切です。そもそも、なぜ自分は英検準1級に合格したいのか?なぜTOEIC900点が取りたいのか?そこが、実は英語学習をしていく上で本当に大切なところかもしれません。目的決定の動機を認識すること。ここが曖昧だと、それこそ上記で記したように、挫折してしまいます。社会的ステータスのために英検2級を取りたい。就職活動時に有利なため、TOEIC700点を取りたい。女の子にモテたいから英会話を上達させたい。動機をはっきり自覚すること。
私の過去の英語学習過程では、英検取得が主な目的でした。私は昔から負けず嫌いで、英検の存在自体を越えるべき壁であり、ライバルだと常に捉えていました。不合格だと「次は必ず合格する」という意気込みを持って再度チャレンジしていました。そのため、英語力の更なる向上のため英語学習を続け、達成感と喜びを感じていました。
私の場合は、中学の頃の英語の授業では英語の歌を歌うなどとても面白いもので、それから英語がとても好きになり、単語帳を作ったりして学習しました。英語の先生が英検2級を持っていると聞き、絶対にいつか合格すると決めました。高校では、全商英検1級と念願の英検2級を取得するとともに、英会話も好きだったため、スピーチコンテストにも参加しました。大学では、先生達の励ましから、英検準1級を目標に学習しました。1回目は数点足らずで落ちてしまったものの、次回の英検合格のため、最善の勉強の場を海外の語学学校と考え、1ヶ月の短期語学留学をし、その年の英検準1級に合格しました。
会社に入ってからは、会社の資格奨励金支給制度によりTOEIC860以上取得者に対して奨励金が支給されるため、それを目標に試験勉強しました。TOEIC対策では、比較的安いコストで、毎日英語で会話レッスンができ、かつ英語力が総合的に底上げできるオンライン英会話学校を選びました。学習開始して1年程で940点が取得できました。
私の強みは1度決めたことは遂行できますが、弱みは時に飽きてしまい、意識を持って学習できないということでした。そのため、目的意識を常に持ち、自分は今何のためにこれをしているのか、と自問自答していました。そういう意味では、英語学習を続ける上で、良くも悪くも自分に正直になり、自分が何を求めているのか、自分がどういう人間なのかをしっかり自己認識できる力も大切になります。